原田の有珠山レポート 5月4日

 4日になりようやく天気は回復しました。本日も避難所訪問を行いました。原田の今回は長万部までの遠征。さらに朝方の天候不順のあおりで国道37号線の規制区間は通行止め。解除されたのはわれわれが出発してしばらくたってからでした。その為洞爺湖畔をぐるっとドライブするという遠回りを強いられました。
 有珠山の噴煙をみながら避難所を目指します。最初に訪問するのは豊浦地区です。
 山を越えてようやく避難所に到着。ここはJR駅と併設されています。運行されている列車は臨時普通のみ。噴火の影響で随分さびしい駅になってしまいました。
 避難所内部。ここはこじんまりした避難所で、掲示物などは廊下にコンパクトにまとめられています。新聞もありますが、一面の記事はどれも前日発生したバスジャックに関するものでした。頻発する凶悪な少年犯罪に有珠山の話題が忘れられないかと心配です。
 まもなく昼ご飯の時間帯。支給される食料品が整然と並びます。


 豊浦で昼食を済ませ、本部の指示で次は長万部を目指し、西へと走ります。

 長万部で最初の避難所は陣屋生活館。ここでは元気のいい小学生とかわいい犬が迎えてくれました。

 廊下にかわいいダックスフントがいました。厨房で忙しそうに作業する飼い主を見守ります。
 避難所の小学生。今年6年生になったそうです。たちまち私のパソコンもおもちゃにされ、背後では大人が心配そうにみていました。この勢いでこいのぼりの絵も描いてもらえるかな?図工は好きではないがパソコンは好きらしいです。
 こちらも作業部屋。夕食の材料が所狭しと並びます。


 長万部での活動はさらに続きます。別働隊とスポーツセンターなどのある場所合流し、明日の打ち合わせを。ここには4つの公共施設が集まり、そのうち3つが避難所となっていました。ここで生活する人々の規模はちょっとした団地でしょうか?それゆえに大きなイベントも行いやすく、この日は警視庁音楽隊による吹奏楽の演奏が行われました。

 前庭で札幌からきた警視庁音楽隊による演奏が実施されました。観客も多数。避難所内にいた避難住民も演奏が始まる頃どんどん出てきました。良い気分転換になったのではないでしょうか?
 入口横に仮設トイレがあります。阪神淡路の時はトイレの確保が問題になりましたが、さしずめその教訓といったところでしょうか?
 このように広いスペースで共同生活を送っています。ダンボールでつくった棚が仕切りを兼ねる等さまざまな工夫の生活が見られます。
 窓枠に並んだ容器類や洗濯物が生活観を感じさせます。
 東京理科大長万部キャンパス。基礎工学部の一年生がここで寮生活をしながら勉学に励みます。ここからも噴火湾越しに有珠山の噴煙が見えます。学生はこの「時事問題」に少しは関心を傾けてくれるのでしょうか?
 帰路にて。北海道でこのような風景はごく当たり前です。のんびり走りたいけれど、そうもいきません。有珠山の近くの規制区間には「門限」がありますから。


 門限のうちに規制区間を走り抜ければそこは伊達市。夜は代表者の冨田宅にて明日のうすこいプロジェクトの打ち合わせがあります。うすこいプロジェクトとは子供たちにこいのぼりの絵を描いてもらってそれをインターネットに掲載するというものです。昨日今日の避難所訪問も避難所の子供にプロジェクトの協力をお願いするためでした。